思春期BOY、中一長男。
「彼女いらん。」
とずっと硬派を貫いてきた。
ただ単に、出来ないだけということもあるかもしれないが。
なんで彼女いらんの?と聞くも、
女子は面倒くさい
と。悟り切った男子のようなことをのたまう。
そうなのか、年ごろの男子というものは彼女が欲しいものだと思っていた。
そういえば、長女も中学生の時「彼氏いらん」と言っていたなぁと思い出す。もちろん今もいない。
年ごろなので、逆に恥ずかしいと言うのがあるのかもしれない。
が、周りには結構彼氏彼女がいる子が多いらしい。
そして長男などは友達から、男女関係について相談を受けると言うのだ。
全く恋愛経験がないというのに。その辺は子供だなぁと笑ってしまう。
私などは、彼氏彼女ができると一緒に勉強などしたりして、頑張ろうっていう気になるんじゃないかという淡い期待をしていたりする。
そして、存分に青春を謳歌してもらいたいと思うのだが。
だから子供たちには、彼氏彼女が出来たら紹介してよ!と言っている。
二人とも
「絶対言わへん。」
と口をそろえる。
なんと寂しいことか。
小さい頃の長男は、彼女出来たら家に連れてくると言っていたのに・・長女は昔から連れてこないと一貫している。性格なのだろう。
そんな長男が、昨日の塾がええりに
「なんか、彼女欲しいわ・・。」
と急にボソリと言い出したのだ。
何事!?

まぁ、自然な流れといえば、そうなのだが。
年ごろの気持ちのゆらぎによって、更年期気味の母の気持ちも度々揺さぶられる。
なかなか子供たちを受け止めるほどの、ど~んとした親の構えが私には出来ていない。
図書館で子育て本を今さらながら借りてきて、気休め程度に読んでいる。
そして、ただ甘やかすのは将来的に子供のためにならない。とハッキリと書いてあるところを見ると安心したりする。
便利な世の中。なんでもネットで手に入る。欲しいものを沢山与えられる今時の子供たち。
私はそれに疑問を感じていた。
それが普通なのだろうか、と少し悩んだ時もあった。
でも、やっぱりそれは違うよと言ってもらった気分で、気持ちが楽になった。
いろいろな家があるなかで、沢山物を与えられている家庭とそうでない家庭。
見て見ると、子供の成績だったりも違うように感じる。
メリハリをつけ、子供たちに接しないとダメたと思う。
長男は口が上手いというか、私のツボを心得ているのでしばしば私は丸め込まれる。
それにも毅然とした態度で接せねばと思う。
時々丸め込まれたときの、長女の冷ややかな視線。長男にだけ・・というオーラ。
子供と言うのは、本当に良く見ている。
親の行動もよく見ている。
見られて恥ずかしい事のないような行動をとらねばと、身を律する。
のほほんとした生活の中にも、ピリッとした一面もないとなぁと思う、今日この頃。