自分の部屋をもってから、夫は自分の部屋にこもることが多くなった。
夫は徐々にアイテムを増やし、今は快適な自分の部屋に替えた。
エアコンもついていなかったが、つけた。
自分のパソコン、タブレット、何台?
私は、夫が自分のパソコンとタブレットを何台持っているか知らない。
何の相談もなしに購入しているし、私にはその違いも分からないからだ。
しかし、デスクトップパソコンの横にノートパソコンが置いてあったときは愕然とした。
さすがにパソコンが2台あるということは分かる。
別に仕事で使っているという訳でもない。
何故パソコンが2台必要か?
夫に問うても、明確な答えはもらえないだろう。
夫の機嫌が悪くなって、家の中の雰囲気が悪くなるだけだと言うことは経験から分かった。
だから何も言わない。
一時は携帯も2台持っているときがあって、さすがにその時は吠えた。
が、結局のらりくらりとかわされたような気がする。
夫と会話がかみ合わないことは前からだが、こんな時はそれが本当に不利に働く。
でも、なんというか。
ここぞと言うときは動いてくれるのだろうと勝手に思っていた。
学校からの連絡で子供が部活中にケガをし、迎えに来てほしいと連絡があったのだ。ケガの程度は分からないが迎えを頼むところを見ると軽いものではない。
私は気が動転して、リビングにいた長女に
「すぐ迎えに行ってくる!」
と告げた。
夫は相変わらずリビングにはおらず、自室にこもっていた。
2階に上がるのすら憚られたので、長女に先生から連絡があったことを夫に伝えるようお願いして、すぐに家を出た。
幸い、思ったほどのケガではなかったが本人はだいぶ痛そうにしていた。
車でもずっと横になってた。
子供がいると、突発的にこんなことが起こる。
今まで何回学校へ迎えに行っただろう。
恐らく普通の子よりは行っていると思う。
小学校の頃から体調不良などで、何度も呼び出しがあり、その都度心配しながら学校へ向かった。
元気そうだが、意外と虚弱体質なのだろうか。
大体は夫も私も仕事で、連絡があるのは母親の方だ。
しかし、その日は休日。
夫もいた。
長男を家に連れて帰り、病院へ連れていくかどうか夫に相談しようと夫の部屋をのぞいた。
夫、寝ていた。
私「・・・・・・長女から、学校の呼び出しの事聞いた?」
夫「聞いてるで。」
飽きれた。
てっきり長男を連れて帰ったら、夫はリビングにいるだろうと思っていた。
だけど、いない。
2階に上がって夫を呼ぼうと、ドアを開けると寝ている。もう昼過ぎだ。
私はだんだん腹が立ってきて、夫のヘアのドアをバタリ!と閉めた。
これではいつもと一緒ではないか。
夫が家にいようが仕事していようが同じこと。当てにしてはならない。私は学習していない。
長男に病院どうするかと聞いたら、とりあえず家でゆっくりするとのことだったので、そうさせることにした。
夫は長男が心配でないのか?
結局、夫が長男の様子を見に来ることはなかった。
それよりも自分の3食の方が優先されているように思えてならない。
いくら自室にこもっていても、朝昼晩にはキッチリとリビングに下りてきてご飯は食べる。
なんなら、ソレもいらないから。