バイト再び。~その3~


私の場所は変わらないのか?

そう思いながら左右エクササイズ再開。

こんなに必死に動いたのは、いつぶりだろう。

私、めっちゃ高速で動いてんやん。

いい感じ。

と自分に酔い始めたころ。

さっき場所替えした私のラインの先の、一人のおしゃべり女性が言った。

「ちょっと!ちゃんと置いてよ!」


眉間にしわを寄せて、私に言う。

「・・・?」

え?何がアカンの?

「え?何がですか?」

相手は不機嫌そうな顔をして、何も言わない。

えぇ???何がアカンのさ?普通に置いてるやん??頭の中がはてなマークで一杯になる。

そして、それと同時に怒りが沸々と湧いてくる。

ちゃんと置いてって言うんやったら、どう置くとか言えばいいやん。それ以前にこの場所を派遣にさせるかー!?

そっちと変われ!

久々にズーンとイヤな気持ちになりながら、相変わらず左右エクササイズを続ける私。

置き方の何が違うのか分からないまま。

キリのいいところで、ラインが止まった。

なんだか雰囲気が悪い。

今までの私なら、沈黙を通していただろう。

が、今回1回のみのバイトだ。しがらみはない。

さっき私に怒った職員に聞いた。

「あの、置き方がどう違うんですか?」

なんともまっとうな質問をした。

すると、職員もそこまででない。

「・・・もうちょっと、間を空けておいてくれる」

と答えた。

どんどんスイーツが流れてくるものだから、置き場がなくて間隔が狭くなっていたのだ。

仕方ないと言えば仕方ないのだが、2人がかりで流れてくる量を調節してもらうしかあるまい。

これからは遠慮せずに

「止めてください!」

と言えばいい。

と今書いていて、気づいた。

「分かりました。」

と素直にその女性に答えた。

ちゃんと聞けた自分。それだけでいいと思った。そのまま流してしまうことは、おそらくダメだ。

言うことは言わないと、聞かなければいけないことは聞かないと。

それからは、時間も時間だったのですんなりとバイト終了時刻に近づいた。

掃除をするとなって、おしゃべり2人組は、年配の女性に

「〇〇さん、派遣の子に掃除の仕方教えたって。」

とまたしても、面倒なことを押し付けられているその人。

しかしその人は私に

「ここ任せるから、掃除しといて。」

と、掃除の仕方は教えてはくれなかった。

恐らく、毎回違う派遣の子が来て、その度に押し付けられて年配女性もうんざりしているのだろう。

だが彼女は文句を言わない。

だからこんな扱いを受けているのだろう。

だいたい言わない人が貧乏くじを引くのは、どこの職場も同じだ。

口が達者な人ほど、仕事はしないが偉そうだ。

そして前回と決定的に違うのは、責任者が男性というところだ。

完全に女性にのまれている。

大人しいその男性の責任者は、おしゃべり2人組に何も言えない。


そして気づいた。

ここのバイト、よく求人がでている。

条件的には決して悪くないバイトだ。

だけれども、求人をよくしている。

何が原因があるのだ。

求人をよく出しているということは、人が定着していないから。

いい仕事ならば、頻繁に求人を出さずとも人は定着する。

人が定着しない理由。

これなんじゃない?

私も好条件にのって応募した一人だが。また来たいかと言われると微妙だ。

仕事自体はそんなにキツイということもない。

ようはなのだ。


そう思うと、前回のバイト先の仕切りおばちゃんがいたところはペチャクチャしゃべる人もおらず、ピリッとしていた。


女性はいろんな意味で強い。

ラインの掃除は、細かい機械類があるので手を切りそうで怖い。急に動いたりしないよね?とビクビクしながら掃除する。

~その4に続く~

~その1~

~その2~

 

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