バイト再び。~その2~


余裕かと思われていたバイト。

そんなに甘くはなかった。

ラインが動き出し、スイーツを盛り付けていくまでは順調だった。

その間も、ペチャクチャとまわりのベテランの職員さんはしゃべり続けているのが前回と違うところだ。

そしてしばらくすると、人間模様が見えてくる。

ぺちゃくちゃとしゃべっている2人組。仲良しなのだろう。

そして、もう一人静かに作業する更に年配の女性。

この人は細やかに動く。

しゃべり続けてる人の1.5倍は動いているのではないかと思われた。

そして時々話を2人組に話を振られるのだが、ちょっと小バカにされているような印象すら受けた。

あぁ、この年配のおばちゃんイヤやろなぁとなんとなく思いながら作業を続ける。

そして流れてくるスイーツも、その間に何回か変わる。

スピードは速いが、なんとかついていけてる。

そう思っていたのだが、別のスイーツになった時にそれは起こった。

私が担当になった場所は右のものを左に。左のものを右にといった動きがある。

それが超高速となると、私は何のエクササイズをしてるのだろうという動きとなる。

うゎ、これ大変だわ。

内心思いながら、必死で右左に動く。

おしゃべりの一人が、

「私はここに置かれるとイヤやから、ここの場所は空けといて!」

と威圧的に私に言ってきた。

おしゃべり相手と、私とへの態度が明らかに違う。

へぇへぇ分かりましたよ、と内心思いながら。

「ハイ。」

と丁寧に返す。

そして左右エクササイズ。結構キツイ。

しかもゆったりとしたところには2人も人がいる。

そっちの人、こっち手伝ってくれないかしら?と思う。

いよいよ間に合わなくなってきた。

なぜ慣れない派遣の私に、このハードなエクササイズコーナーを任せる!?

「スミマセン!間に合いません!」

と前のラインの人に言うも、ラインは動いたまま。

スイーツがぶつかって山積みになった。

「ああ!」

職員の人が声をあげる。

「ちゃんと止めてって言わなアカンやろ!」

そう言うので、

「言いました!」

私も負けてはいない。

面食らった、おしゃべりの一人は

「あぁ、そうなん?・・でも聞こえへんかったら意味ないやんか!!」

と切り返し。

そら、そうやけど。

聞こえるもなにも、たまってるの見えてんやん。

心の中でモヤモヤが溜まる。

そこからだった。

おしゃべりの反撃が待っていたのだ。

派遣はおとなしく、ハイハイ言っていれば良かったのかもしれない。

が、私だっておばちゃん化が著しい。

若い頃だったら黙ってたことだって、今では言えるような図太さを持っている。

そんなところは自分を褒めてやりたくなる。

そうだそうだ、言ってやったらいい!と自分を奮い立たせる。

 

私の得意を仕事にする。家事代行時給1450円から

そしてラインは再始動し、左右エクササイズが繰り返される。

いや、これムリでしょ。

2人がかりで流してくるものを、私一人での処理は無理がある。

どんどん流れてくるスイーツ。

「止めてください!」

大きな声で言う。

しかしラインは止まらない。

自分でラインを止めるボタンを探すも見当たらない。

あぁ、スイーツが崩れる。

一人焦っていると、

2人で作業をしていたうちの一人が

「ラインが止まるんじゃないで、私らが作業するの止めるだけやのに。

とクスリと笑う。

うぬぬ・・

そうしていると、年配のよく動く女性が見かねて私の補助をしてくれるようになった。

助かる。

私は左右のエクササイズを繰り返しながら、自分が動ける限り超高速で動いた。

バカにされないように、全身全霊を込めて動く。

すると私以外は場所替えがあり、私のラインの先に別のもう一人のおしゃべり女性が来た。

~その3に続く~

~その1~

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