no-image

家をとびだす。


なんと、予期していなかったいろんなことが起こるのだろう。

長女の思いのたけを聞き、彼女が気にかけている容姿についての悩みを解消すべく病院へ行った。

もう、悩みを一つ一つ潰していくしかいない。いくら費用が掛かろうとかまわない。そう思って病院へ連れて行った。

費用は・・・100万近くかかると言われた。

私は思わず表情に出て、先生に費用を確認した。

そんなにかかるものなのか。

長女はラインで言っていた。私の悩みはスルーするのに犬を飼うお金があったのかと。

それならば犬を飼う前に私が言っておけば良かった・・と。

長女のためと思って買った犬。すべて裏目に出てしまっていた。

予備費として、考えていたお金を使った。

・・100万をどこから工面しよう。

そんなことを頭の中でグルグル考える。

家に帰ってくると、長女は相変わらずソファで横たわっていた。

私はそれを、キッチンから見ていた。

家事をこなしていると、突然バタバタバタと足音が聞こえ玄関が開いた。

?誰?夜から外に出た??

不思議に思ってリビングを見ると、長女がいない。

・・コンビニでも行ったのだろうか。

めずらしい。

そう思いながら家事を続けるが、なんだか気になって末っ子に聞いた。

「お姉ちゃん、どこいった?」

末っ子は知らんという。

携帯は机に残されている。

不安になり、外で自主練をしていた長男に長女がどこに行ったか知らんか?と聞いた。

自転車であっち方面に行ったと指をさす。

コンビニとは逆方向だ。

学校へ行くにも自転車を使わなくなった長女。専ら駅まで送っている。自転車は好きではない。

何故、、

どんどん胸がざわついてくる。

長女が出て、5分ほどしても帰ってこないので車を走らせあちこち探す。

一体どこへ行ったのだ??

見当がつかない。

友達の家だろうか。いや、こんな時間に行くはずがない。

こっち方面は何もない。

あるのは・・・池。

気持ちが落ち着かない。運転しながらキョロキョロ辺りを見回す。

すると池の近くの暗闇に自転車が止めてある。

ドキッ!

として、目を凝らしてそちらを伺う。

・・長女のものではない。

そうだ、長女は怖がりだ。一人で夜の池に行けるハズがない。と自分に言い聞かせる。

このコロナかで子供たちのストレスが高まり、自殺率も上がっているというニュースをよく耳にする。

怖がりの長女がそんなことは出来ないとは思うが、そんなことを考えると体中の毛穴が開いてくるのがわかる。

自分が自分でない様なフワフワした感覚に陥りながら長女を探す。

一体どこなんだ!?


ラインが鳴る。

夫からだ。

家を出る前に、長女が夜にどこかへ行ったと寝ていた夫を起こしたのだ。

”帰ってきたで”

何とも言えない気持ちになる。

家を出て、10分ほどの時間だったが生きた心地がしなかった。

家に帰ると、リビングに長女はいない。

2階へ上がると自室のベットの上で長女が横たわって泣いていた。

そのそばに夫。

困った顔をしている。

あまり深刻に考えていた無かった夫。初めて長女が泣いているところを見て、戸惑っているようだ。

私は長女が泣いているところを、ここ最近で何度見たことだろう。

そしてやはり、何故泣いているのかが分からない。

病院に行ったことで長女の気持ちが少しでも落ち着いたかと思っていた。

それとも私の表情を見て不安定になったのだろうか。

もう理由はひつこく聞かなかった。

背中をさすり、夫と3人で雑談をした。


しばらくして、落ち着いてきた長女。

明日、遊園地、行くの?

と聞いてきた。

少し前に私が急に思い立って、長女を遊園地に誘った。

ずっとジェットコースターに乗りたいと言っていた。コロナでずっと行けていない。

一つでも長女の望みを叶えてやろうと思った。

え?明日?・・行こか。

急遽、遊園地行きが決まった。

末っ子は大喜び。

夫と長男は留守番をするという。

天気は微妙。

小雨がちらつく中、本降りにならないよう 祈る気持ちで遊園地へ向かった。

久々のジェットコースター。

長女は喜んでくれただろうか。

全てカード払いで済ませた。


毎日がまるでジェットコースターのようだ。

このままどこへ向かうのか。

やるしかないし、やらなければならないし、やってやろうと覚悟を決める。

にほんブログ村 にほんブログ村へ


にほんブログ村