夫の朝食。


土曜の朝は早い。

学校がある長女を駅まで送り、帰りにコンビニに寄った。

めずらしく甘い菓子パンが食べたくなったのだ。

いつもならば、トーストを焼いたものと珈琲なのだが。

長女を駅まで送りだした後は、一仕事終えた気持ちになる。

その後、長男の朝練までは時間がある。ゆったりと新聞でも読みながら甘いパンを食べようとささやかな幸せを求める。

誰にも邪魔されない自分時間。

まだ6時過ぎ。

家はしんと静まり返っている。

ところが、その静寂を打ち破るものが・・

夫だ。

何故か夫は普段は部屋にこもっているくせに、私が一人ゆったりしているときに限ってやってくるのだ。

休みだと言うのに、6時すぎにリビングに下りてきた夫はソファに腰掛ける。

そうすると、朝食を催促されているオーラが私の方まですぐにやってくる。

あぁ・・

もう作らんといたろかな。

しばらく無視してみるも、気になって仕方がない。

夫は悪びれることなく、ずっと待っているので落ち着かない。

余程しんどい時は

「ごめん、自分でパン焼いてくれる?」

などと言うのだが、それだと私の後味が悪くなりゆっくりと出来ない。

そして重い腰を上げる。

夫の朝食。

今日は和食にしてみた。

新しい職場には食堂があるらしく、

「食堂もこんな感じ?」

と尋ねると、

「もっと品数が多い。」

だと。

悪かったわね。

もう作ってやるんじゃなかったと後悔する。


冷めてしまった珈琲を飲みながら思う。

今日も一日、なんやかんや予定がある。

いい一日になりますように。




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